Delicate -Taylor Swift

私は特にSwifty (Taylor Swiftのファンの呼称) とかではないんですが、昔から曲は好きでアルバムは全部iTunesに入ってるし、3年前くらいに東京ドームで行われた1989ツアーにも行ったりもしているんです。

 

今回は彼女の最新ミュージックビデオ "Delicate"についてお話したいなと。

 

 

 

"Delicate"は昨年発売されたアルバム"Reputation"からの4曲目のシングルです。

これまでの3曲は脱"Old Taylor"というのが顕著に現れた曲調、ミュージックビデオだったのですが、"Delicate"は"1989時代"の延長という印象です。

 

このミュージックビデオはいつもボディガードに囲まれ、みんな自分のことを知っていて、ずっと見られていて自由がないというのが嫌になったTaylorが透明人間になって誰の目も気にせず、自由に過ごす...というような内容です。

 

透明人間になった時のTaylorのダンスが巷では話題ですが(笑)、私が個人的にこのミュージックビデオで気になったのは最後Taylorが魔法(?)の力が切れ他の人に見えるようになった時に安堵の表情というか笑顔になるところです。四六時中注目の的であることに疲れていたはずなのに、いざ誰からも注目されなくなると寂しくなっちゃうんでしょうか。透明人間Taylorでいるよりも、ポップスターのTaylorでいるのがやっぱり好き、それがもうすでにありのままの姿、みたいなそんな風にも捉えられますよね。

 

透明人間になった時しか本当の自分をさらけ出せないという意味だという意見が一般的なようですが、そうなるとやはり2番のコーラスあたりからの悲しげな、寂しげな表情の説明がつかなくなっていますんですよね。しかも透明人間から元の姿に戻る時、魔法の手紙(?)を握りしめて、お願いしているようにも見えます。

 

Taylorが元の姿に戻るシーンで入っていくバーが歌詞の冒頭に出てくるバーだという意見もありました。そして魔法の手紙の送り主がありのままの自分を愛してくれるTaylorの愛する人であると。(Yahr, 2018) その指摘は正しいような気がします。実際に歌詞にはYou must like me, for meという歌詞もあり、世間での評判は最悪なのに好きになってくれるなんてきっとありのままの私が好きなのね、と歌っています。彼からもらった手紙で透明になれた、つまりTaylorは彼といるとありのままのTaylorでいることができる、とも取れますよね。

 

でも曲の内容とあまり関係なくないですか???????

まあ、今回のアルバムのミュージックビデオは全体的にそんな感じなんですけど、でも今までの3曲とはテイストが違うし、ストーリー仕立てのミュージックビデオなのに歌詞との関連性があまり見出せないのですが、私だけなのでしょうか(笑)個人的には、どうしたもんかと首を傾げてますが…

 

真相はTaylorのみぞ知るということで(笑)

 

 

デリケート

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